今回は、肉体的・精神的疲労が続き、慢性疲労に陥りやすい職業をピックアップしていきたいと思います。
第一に挙げられるのが、看護師や介護士です。
双方の職業とも深刻な人手不足状態にあり、一人当たりの仕事量が多く、なかなか休めない状況にあるようです。
特に、看護師は命を預かるというプレッシャーを抱きながら、患者さんやご家族、医師、看護師などさまざまな立場の人と関わる必要があります。
そんな絶え間ないプレッシャーと、複雑な人間関係でストレス過多になりやすい傾向にあります。
加えて、看護師と介護士は業務上、全身を使って人を抱えたり、移動介助したりするシーンが多いです。
職場によっては夜勤もあり、体力面でも負担がかかりやすい仕事だといえます。
また、不規則な勤務が当たり前という職種ほど、慢性疲労に陥りやすいといえます。
たとえば、昼夜問わず接客対応が求められるホテルスタッフ、そして長時間運転を余儀なくされる運送業などもその傾向にあります。
双方は立ちっぱなし、もしくは座りっぱなしの同じ体勢で業務に従事しつつ、職業柄、常に神経を研ぎ澄ましておかなければなりません。
こまめに休憩を取らなければ、慢性疲労の状態は避けられないでしょう。
これらのほかにも、慢性疲労になりやすい職業はたくさんあります。
うまく付き合っていくには、それぞれの業務内容に沿った予防策が必要になります。
心身の疲労を感じているなら、ぜひ現場の先輩や上司に相談してみましょう。
先人としての有益なアドバイスがもらえるかもしれません。